番外編

ミキシングの悩み

去年から作っているこのガンプラなんだけど、何かがひっかかる。
でもその正体がはっきりしない…
そこで俺はその正体を明確にするため文字に起こすという作戦に出ることにした。
これは俺の俺による俺のための記事。

このガンプラは?

これは俺が去年の5月あたりにミキシングして作ったものらしい(写真フォルダの表記でそうなっていた)。
キットがなかなか手に入れにくくなった時期に見たある方の作品を参考に作ったもの。
参考にしたとはいえ自分オリジナルの要素も加えている。
しかしここで満足していない自分に気づく。

なぜ満足しないのか

答えはシンプル。ベースがテルティウムである必要がないと思われるから。
実際にどのキットのパーツを使っているか列挙する。

使用キット
・テルティウム(本体)
・ウィンダム(フロントアーマー)
・ノーネイム(足首の茶色いパーツ)
・ゼッツー(足)
・アメイジングストライクフリーダム(肩と腕、サイドスカートとバックパックについている左右のパーツ)
・トールストライク(バックパックについている左右のパーツ)
・メガライドランチャー(バックパック)
・ZZⅡ(バックパック)

見る人にはパッとわかると思う。
1人のデザイナーのパーツが圧倒的に多い。
これではテルティウムに1人のデザイナーのパーツを合わせただけに見える。

テルティウムでやる意味

果たしてテルティウムをベースにしてやる意味があるのか。一度この考えが浮かんでしまうとその考えが頭から離れなくなった。
なぜこの考えに至ったのか。1人のデザイナーのキットのパーツを多く使っているから。
テルティウムというベースに対して腕や脚を付け替えるミキシングというのは過去にも複数作ってきた。
ただ、その時作っていたどの作品にもデザイナーの偏りがなかった。
一方今回の作品は1人のデザイナーに偏ってしまっている。
この偏りに気付いた俺。
そこから新たな考えが浮かんでしまう。
「このデザイナーのパーツをこれだけ使えばかっこよくなるよね」だ。

別のパーツを考える

俺のミキシングセンス<そのデザイナーのパーツのおかげ
こうなってしまったらミキシングなんてやってる意味がない。試行錯誤もくそもない。
となれば別のキットのパーツを使えばいいだけ。俺もそう思って他のガンプラのパーツを合わせたりしてみた。
ただどれもバランスにかける、というか絶妙に合わない。
憧れていた作品の組み合わせをずっとやりたかったという思いもあってか上手くできない。
悩む俺。

一旦やめよう

思い悩み続けるだけ時間の無駄。そう思って一旦箱にしまった。
しかし最近になりふとそのミキシングになぜ自分が満足できないのか、今なら別のものが作れるのではないかと思い
また出してみた。
でも相変わらず違和感は残ったままだし別のものも作れない。
立ち止まる俺。

現状の答え

再び立ち止まってしまった俺だが、今回文字に起こすことで頭の中を整理するという作戦に出る。
その作戦が功を成し、9割それが答えなのではというものが出た。
・偏りからテルティウムじゃなくてもいいと思われることがイヤ。
・入手難易度の高いキットのパーツばかりを使っていることで、必然的にかっこよくなるよねと思われることがイヤ。
この2点から導きだされた最適解。
一番思い入れのあるガンプラを純粋にかっこいいと思えない、そう思われないことがつらい、だ。

で、どうする?

先に結論を述べると、気が向いたら完成させるになりそう。
今回悩みを文字に起こすということを試してみた。
意外とスッキリしたし、思いのほか薄い悩みということにも気付いた。
また、自分が何のためにガンプラを作っているか改めて考える機会になった。
最適解を得たうえで完成させてみるか?というモチベーションアップにもつながりつつある。

あとがき

今後も番外編として今回のような悩みや展示会のことも書いていこうと思う。
ただこのブログではガンプラ関係メインで特にミキシング過程などを上げるというのがコンセプト。
少しでも誰かの製作のヒントになってくれればというのが目的だ。

 

 

 

黒虎(くろこ)
東京で生まれ現在は兵庫県に在住。 小学生のころ友人の親からDVDを借り、ガンダムSEEDを見たことをきっかけにガンプラの存在を知る。 以降ガンプラを作ることはあったが、本格的に作り始めたのは社会人になってから。SNSへの投稿を経てミキシングという作り方を知りどハマり。ガンプラ製作が人生の一部になる。
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