ニッパーさえあればガンプラは作れます。
でも、ちょっとしたひと手間を加えるだけで、完成度がグンとアップする方法があります!
それは”ゲート処理”という作業!
今回はこの方法について解説していきます!
この作業を行って脱初心者しちゃいましょう~!
ゲート跡とは
まずはこの言葉から説明します。
ゲート跡とは、ランナーからパーツを切り出したときに残った跡のことです。

矢印の先の小さい突起がゲート跡です。
このまま何もせずに組み立てると、こんな感じになります
↓

もちろんこのままでも問題はありませんが…ゲート跡が目立ち、どうしても作りっぱなし感がでてしまいます。
そこで!ヤスリがけを行い、そのゲート跡を綺麗にして、完成度を上げよう!
というのが今回のブログで伝えたいことなんです!
ヤスリがけとは?

ヤスリがけとは文字通り”ヤスリで削る”作業のことです。
簡単に言うとヤスリを使ってパーツを削るということです!
この作業をすることでパーツの表面を均一にすることができます。
ヤスリがけで得られるメリット
見栄えが良くなる!
この一言に尽きます。
下の画像丸印のついている部分に注目!
左の方はゲート跡がなくなって綺麗になっているのが分かるでしょうか!?

それぞれ小さいところではありますが、ゲート跡がなくなるだけで、見栄えがグッとよくなるんです!
作例雑誌でもゲート跡が残っている完成品は見たことがありません。
つまりプロも行うような作業なんです!
それだけでもやってみる価値あると思いませんか!?
ちなみにパーツそれぞれは400,600番でヤスリがけをしています。
番手とは

400番、600番?なんのこと?となったと思いますので補足!
ヤスリには画像のようにそれぞれ数字が降られています。
これを番手と言います。
数字が小さい程削りが粗く、大きくなるほど細かく仕上げられます。
目安程度に覚えておけばOKです!
必要な道具とオススメ
そんなヤスリがけに必要な道具は…
ヤスリです!(当たり前)
と、1つ注意してほしいのが、ヤスリには金属や紙、スポンジと様々な種類があるということです。
「どれを買えばいいか分からない!」
最初は迷いますよね。
そこでオススメを2つ紹介します!
それがこちらです!
①スティックヤスリ
②スポンジヤスリ
どちらも手軽に買えます。
初心者の方はまずこの2つを押さえておけば間違いないです!
①と②両方揃えるのがベスト。
「どうして両方必要なの?同じヤスリならどっちかだけでいいんじゃないの?」
と思われますよね?
実はスティックとスポンジヤスリそれぞれ得意な場所があるんです!
ここからは2つのヤスリを詳しく解説していきます!
これを読めば両方なぜ必要なのか、その理由を知ってもらえるはずっ!(伝われっ!)
スティックヤスリ

まずはコチラから解説!
言葉通りスティック型になっているのが特徴のヤスリです。
紙やすりなどとは違い表面が曲がったりせず固いのが特徴。
そのため持ちやすく、スムーズにヤスリがけが行えます。
特に力を発揮するのは直線的なパーツを削る時です!ヤスリの表面が曲がったりすることがないので、正確にヤスリがけをすることができます!
オススメ(まずはコレ!)
そんなスティックヤスリですが、まず最初に買うならこれがオススメです!

これには400番、600番、1000番と3種類の番手が入っていて、かつ安価なのが大きなポイントです!
番手をそれぞれ別々に買うと、それだけでコストがかかりますし、1つの番手がたくさん手に入ります。
最初からそんな何本もあっても…って感じですよね。そもそもどの番手をどれだけ買えばいいかもまだ手探りの状態…
なので、まずはこのセットから始めるのがオススメです!
ここは注意!
曲面があるようなパーツには不向きです!
ヤスリがけをするとこうなります。

せっかくの曲面が平らになっちゃいました…
スティックヤスリだけでは対応できない…そこで出番となるのが次に紹介するスポンジタイプなんです!
スポンジヤスリ

先ほどのスティックとは異なり、スポンジにヤスリが付いている作りとなっています。
このタイプのヤスリが真価を発揮するのは曲面になっているパーツを削る時です!
ヤスリ自体が曲げられるため、曲面に沿ってヤスリがけをすることができます!
オススメ(まずはコレ!)


画像の通り、様々な番手が入っています!そのため、あれもこれもと買う必要がありません!
また、このセットには厚さの異なるスポンジヤスリが入っているのも嬉しいポイント。これを買うだけで色々な厚さが試せちゃいます!
初心者には至れり尽くせりの一品です!
豆知識!

スティックヤスリとは異なり柔らかいのが特徴です。
それゆえに画像のように好きな大きさにカットして使うこともできるんです!!
(この方法には何度も助けられました)
臨機応変に対応できるまさに神ヤスリです!
使い方
ここまで紹介してきたヤスリですが、実は”これが正解”という使い方は、なんとありません。
一方向に向けて何度もヤスリを動かすという人もいれば、パーツを洗うかのように細かく前後に動かす方もいます。
なので、割と自由です笑
ヤスリがけのコツ

そんな自由なヤスリがけなんですが…
実はコツというものがあります。
それは、
パーツを撫でるようにヤスリがけをする!
ということです。
突然ですが、みなさん”歯磨き”したことありますよね。
歯磨きする時に思い切り力入れてゴシゴシゴシ~!なんてやりませんよね?
それと一緒なんです!
思い切り力を入れたからといって仕上がりが良くなるわけではありません。
むしろ力が入りすぎると余計な傷がついてしまいます(パーツも歯も)。
なのでヤスリがけをする時は力まずパーツの表面を撫でるように行いましょう!
まとめ

ヤスリがけというひと手間を加えて、ステップアップ!
そんな作業のオススメのツールは
・スティックタイプ
・スポンジタイプ
の2種類!
使い方は自由!
でも、力を入れすぎず撫でるようにしましょう~!
あとがき
実はガンプラを始めた頃一緒に初心者向けの本を買ってヤスリがけを覚えていたおれ。
いきなり脱初心者….!なんてことはなく、ゴリゴリヤスリがけでパーツを削ってしまい、見栄えをよくするどころか不格好にしていました…
正しい使い方を知らなかったんですよね。
ちゃんと知っていたら…と何度思ったことか笑
今回の記事で、そんな失敗をせず、ヤスリがけができた!となれば幸いです!
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